Steppingモータの ページで紹介したように,Arduinoで小型のステッピングモータを動かすことは比較的簡単にできます.一方でトルク(回転する力)がそこそこ強いでステッピングモータを動作させるには,Arduinoピンからの電流量では不十分になります.そこでこのページでは一般的なステッピングモーター駆動用ICであるL6470を利用してトルクの強い動作を実現させてみます.
L6470で検索すると幾つかの部品がでてきます.秋月電子通商やストロベリーリナックスのサイトがすぐに見つかるかと思います.このページではストロベリーリナックスで紹介されているL6470 ステッピングモータ・ドライバキットを利用してみます.ただし現時点(平成28年4月14日)において,両方で扱っているキットが同じであったり,異なっていたりしますので実際の説明書をよく確認してください.
ジャンパーコードは一般的に手に入りやすいオスーオスではなく,オスーメスを複数本準備しておきましょう. あと,Arduino Unoを今回は利用します.また電源装置にはこのページでは安定化電源を利用します.安定化電源は12Vに設定しておきます.
ステッピングモータから出ているケーブルをそれぞれ,ステッピングモータ・ドライバキットに次の様につなぎます.また今回のサンプルではJP1のロジック電源設定を3-4(EXT-VDD端子からの外部電源を使用し,内部レギュレータ不使用)としています.内部の3Vを利用してもよいですが,Arduino UNOの場合,5V駆動になってしまうので,避けた方がよいです.