差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン 前のリビジョン 次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
lecture:design_with_prototyping [2018/10/04 17:37] – baba | lecture:design_with_prototyping [2018/10/05 09:19] (現在) – 削除 baba | ||
---|---|---|---|
行 1: | 行 1: | ||
- | ====== Design With Prototyping ====== | ||
- | デザインや作品作りに必要なプロトタイピング能力とはどのようなもので,何を学習すればよいのか. | ||
- | その問に対して,一つの教材を作ってみることにしました.私の大好きな | ||
- | * [[https:// | ||
- | * {{: | ||
- | に倣って,「デザイン・ウィズ・プロトタイピング」としました.コンピュータでデザインすることが当たり前に | ||
- | なった現在において,そのデザインの大衆化から「デザイナーの大衆化」が進んできました.誰もがデザインを | ||
- | プロダクトとして享受できる時代から,「誰もがデザインをプロダクトする時代」に変わってきました. | ||
- | この背景において,これまでデザインやアートを支えて来た「造形力」の意味には,クラフト的な要素だけではない, | ||
- | 数理的センスやプログラミング能力を含んだ多様性が生じてきています.今や〇〇デザイナーと肩書を持つ人の中に美大で造形力を鍛えた | ||
- | ことのない人が多くいることが,その証明になっています.そういう私もデッサンは大学で少しかじった程度です. | ||
- | |||
- | 造形力と言ってしまうと,字体に引っ張られて絵や立体物の構築をイメージしてしまうかもしれませんが, | ||
- | この造形力を「創造力」として捉えることで,いまのデザインの重要性が見えてくる気がします.デザイナーやアーティストが | ||
- | 作り出すものは,単なるモノではなく,モノを通じて,もしくはモノをメディアとしてメッセージを発信することができます. | ||
- | |||
- | 私の大好きな現代作家である藤浩志さんの代表的な作品でもある,[[https:// | ||
- | 子どもたちが使わなくなったおもちゃを持ち込むことで,別のおもちゃ(別の子どもたちによって提供されたおもちゃ)と交換できるものです.UselessなモノをUsefulなモノに変えてしまうシステムであり,もはやシステム自体が作品であり,そのシステムを | ||
- | メディアとして作家のメッセージが発信されています.モノを作り出すことが必ずしも必要ではなく,コトを生み出すことで, | ||
- | 価値転換を生じさせる素晴らしい作品です.ただ,これを始めるためには,ベースとなるおもちゃストックが必要であり, |