lecture:インタラクションデザイン演習実習i:2023

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lecture:インタラクションデザイン演習実習i:2023 [2023/05/10 00:19] babalecture:インタラクションデザイン演習実習i:2023 [2023/05/10 10:32] (現在) – [論文読解2:手軽な指文字学習支援のためのブラウザゲーム:ゆびもじタイピング] baba
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-====== 2022年度インタラクションデザイン演習実習Ⅰ ======+====== 2023年度インタラクションデザイン演習実習Ⅰ ======
 <WRAP center round important 60%> <WRAP center round important 60%>
 このページは東京都立大学にて開講している、2023年度インタラクションデザイン演習実習Ⅰにおける授業補助教材です。 このページは東京都立大学にて開講している、2023年度インタラクションデザイン演習実習Ⅰにおける授業補助教材です。
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 * Nearest Neighbor参考ページ:[[http://tetsuakibaba.jp/workshop/PatternRecognition4InteractionDesign/main.html|インタラクションデザインの為のパターン認識入門]] * Nearest Neighbor参考ページ:[[http://tetsuakibaba.jp/workshop/PatternRecognition4InteractionDesign/main.html|インタラクションデザインの為のパターン認識入門]]
  
-====== 論文読解2:笑顔は人を幸せにするのか?笑顔促進支援システム ======+====== 論文読解2:手軽な指文字学習支援のためのブラウザゲー:ゆびもじタイピング ======
  
-[[https://www.wiss.org/WISS2011Proceedings/PDF/17.pdf|WISS2011 Paper]] +  * {{ :lecture:インタラクションデザイン演習実習i:aac2023_02.pdf |}} 
->辻田 眸、暦本 純一(東京大学)+  * https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=8&item_id=225341&item_no=1 
 + 
 +>宮崎 優子 馬場 哲晃
 >概要 >概要
->>高齢化など様々な要因で独居生活選択あいは余儀れてい少なくない.孤 独な生活より感情状態が悪化しうつ病やの病かかるど深刻な問題る.一方心理学者ウィリ アム・ジェイムズの言説で,「人幸福であるが笑うのはなく笑う故に幸福ある」という考え方 がある.これは笑顔形成が感情状態向上させ可能性を示唆しいる.そこで本論文では,日常生活な かで積極的に笑顔つくることを促進し,感情状態の向上を支援するシステ「HappinessCounter」提 案する.笑顔促進ために,ユーザが日常的に行う作業時に笑顔形成を促し,フィドバックを与えたり, ソーシャルネットワークサービスなど連携させることで,り積極的に笑顔形成を支援し感情状態向 上を目指す.らに試作しシステムを実際日常生活利用してもらい評価実験を行った.そ実験結果 示し,今後の展望を述べる.+>>聴覚障がい者のコミュニケーションツールには単語手の形や位置,動きで表現す手話と,日 本語かを手の形や動きに対応せた指文字があ.指文字手話表現にない固有名詞や名前を表現する とき使われ手話初とって手話を覚えていくても指文字を覚えれば単語を綴ることがる. したがって指文字をスに綴れることは,手話初心者にとって聴覚障がい者と円滑なコミュニ ケーションへの第一歩とえる.手話の学習方法として対面で講師から学ぶ方法が主であるが,これは 学習者とって時間的・金銭的コストがかかる.一方で,学習者単独手話を学ぶには,本や DVD を 使ったがあるが,これ指文字一字ずつ覚えことはできも,実際に指文字を使うときのよう な単語を綴りながらの指文字練習は紙面やコンテンツ数の制約により,限界があった.そこで本研究では 学習者に単語を提示し学習者がそ単語指文字で綴ることで指文字学習定着および技能向上を目的と するタイピングゲームを制作する.ムはブラウして実装・公開することってイ ンターネット環境と Web カメラ搭載た PC 学習者手軽な指文字学習可能にする.
  
-この論文ではユーザの笑顔形成を促すシステムを提案していますが、笑顔を認識できることで可能となるシステムサービスの一例をプロトタイピングから示し、実際に被験者実験(アンケート調査、インタビュー)を行っています。デバイス周りの実装はこの授業では扱いませんが、笑顔を検出するシステムを実際に制作してみたいと思います。 
  
-まず、この回では p5.jsを利用して実装を進めて行きます。DOM(html上のオブジェクトを利用すること)は使用しないので、基本的にはProcessingと同じような文法になりますが、まずは下記リンクを参照して、Processingとp5.jsを比較します。 +===== Hand Mario =====
- +
-{{indexmenu>:processing:p5js#1|js#indextheme}} +
- +
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-続いて、次のサンプルを利用してまずは手っ取り早く、FaceTrackerしてみます。以降はブラウザを必ずChromeにて実行してください. +
-  * https://editor.p5js.org/tetsuakibaba/sketches/EQiqK-GgI +
- +
-上記サンプルの元になっているのが,[[https://github.com/auduno/clmtrackr]] です.こちらのサンプルでは単純なfacetrackerの他にマスク, +
-サブスティチューション,表情認識等のデモを確認することができます.<del>まずは各頂点情報を参照して,顔の各パーツを扱えるようにプログラムを工夫していきます.すでにexampleでは口の横の長さで笑顔度を計算する記述も含まれているので,うまく利用してみましょう.</del>これまではclmtrackrを利用して授業を進めてきましたが、googleが提供するfacemeshが精度、速度ともに上回っているのでそちらを使うことにします。 +
- +
-まずは [[https://github.com/TetsuakiBaba/p5_facemesh]]からひな形をダウンロードしてください。以後はVSCodeを利用していきますので、VSCodeの環境準備も合わせて行います。環境準備については [[p5js:01.開発環境|p5.jsの開発環境]]のVSCodeのページを参考にしながら進めます。 +
- +
-なお,複数のカメラデバイスが存在しており,任意のカメラだけをオープンしたい場合は以下のページを参照してください. +
-  * [[p5js:tips:複数カメラの読込|複数カメラの読込]] +
- +
-授業を通じて,笑顔を認識するアルゴリズムからコーディングまで実装します. +
-===== Facial Mario =====+
 この授業用の特別教材を準備しました.笑顔認識ができるようになったので,表情を認識させることができるようになりました.先の論文では冷蔵庫の開閉にインタラクションをデザインしていましたが,これをゲーム操作インタフェースとして応用してみます.スーパーマリオブラザーズを模したp5jsのコードをベースにして,表情認識でマリオを操作してみます. この授業用の特別教材を準備しました.笑顔認識ができるようになったので,表情を認識させることができるようになりました.先の論文では冷蔵庫の開閉にインタラクションをデザインしていましたが,これをゲーム操作インタフェースとして応用してみます.スーパーマリオブラザーズを模したp5jsのコードをベースにして,表情認識でマリオを操作してみます.
   * https://www.nintendo.co.jp/networkservice_guideline/ja/index.html   * https://www.nintendo.co.jp/networkservice_guideline/ja/index.html
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   * レース用の雛形(タイマーの下にフレームカウントがついています):https://editor.p5js.org/tetsuakibaba/sketches/VsRdt5pDr   * レース用の雛形(タイマーの下にフレームカウントがついています):https://editor.p5js.org/tetsuakibaba/sketches/VsRdt5pDr
  
-====== 論文読解3:Effects of Objective Feedback of Facial Expression Recognition during Video Support Chat ====== +====== 論文読解3: 学習者の匿名音声干渉を利用したオンライン授業の実施と考察 ====== 
-  * https://dl.acm.org/doi/10.1145/3152832.3152848 +  * https://cir.nii.ac.jp/crid/1390575661587795840 
- +  * 論文データ:{{ :lecture:インタラクションデザイン演習実習i:11_13.pdf |}} 
-Jianming Wu, Toshiyuki Hagiya, Yujin Tang, Keiichiro Hoashi(KDDI Research, Inc.) +  * 著者:馬場哲晃 
->This paper examines the effects of objective feedback of facial expression recognition on the operators of a video support chat system. We have built a facial expression feedback (FEF) system, which recognizes the users’ facial expressions, and displays a visual summary of the recognition results to the user, in order to raise selfawareness of his/her expressions during video communication. We evaluated our system in a supposed simulation of a call center, in which operators provide assistance to customers about how to use their smartphones. Experimental results have verified that our approach is useful to help operators improve their self-awareness of facial expression in the video support chat. +  * Covid-19によって,多く教育機関がオンライン授業への対応余儀なくされ.対面授業とオンライン授業比較多く研究がされる一方で,オンライン授業で様々なデジルツールの活がなされる等,多様な取り組み方法が継続的実践・検討されている.本稿で,著者が2020年度から開発開始した音声リョンコメント読み上げ共有システムCommentableに対し,学習者による匿名音声干渉(本稿では特に音声による学生と教員間インタラクョン指す)機能を利用することで,一部授業で音声しよりも音声付き投稿用されたこや,投稿ログアンケー結果から授業へ参画度向上が示されたこと報告る.一方で,音声干渉機能は200人規模授業は不向きであほか,小規模,中規模授業っても教師および学習者同士が協調本機能活用する必要があことがアンケート結果から示された.
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-論文は論文読解2と同様に表情認識利用しです。前者冷蔵庫開閉につげ、今回コールセンターにおけるセフアウェアネス利用に関して議論をしています。セルフアウェアネスに関してまずは[[https://www.lifehacker.jp/2014/08/140829self_awareness.html|この記事]]、も興味をもっら[[https://www.amazon.co.jp/セルフ・ウェアネス-ハーバード・ビジネス・レビュー-EIリーズ-ハーバードビジネス・レビュー編集部/dp/4478107963]]もんでるといでしょう。とはいえこの論文で議論しているのは広義なセルフアウェアネスではなく、顔表出感情に化したセルフアウェアネス支援システムといった方が的確でしょう。 +
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-今回はすでFaceTrackerを利用して表情認識ができるうになっているので、チャットステム自分たちでまずつくろから始めたい思います。p5jsに様々チュートリアルが用されていますが、まずは [[https://thecodingtrain.com/Tutorials/12-websockets/]]を参考に進めていきます。p5jsnode.jsいうものを利用して、ネッワーク間通信実現しま。以下ページを参照して,簡単なチャットシステムを外部サーバ上デプロイすところまをやってみまょう. +
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-  * [[p5js:10.node.jsでsimplechat|node.jsでsimpleなチャットシステムつく]] +
 ====== NeuralNet Challenge====== ====== NeuralNet Challenge======
 ここではまずは実際にNeuralNetを自分でコーディングし,その振る舞いを理解した後に楽しいサンプルを触っていきます. ここではまずは実際にNeuralNetを自分でコーディングし,その振る舞いを理解した後に楽しいサンプルを触っていきます.
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  • 最終更新: 2023/05/10 00:19
  • by baba